株式会社ジョスコム

コラム / 現場日記

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大規模修繕工事の依頼先選定時にチェックすべきポイント

以前のコラム「大規模修繕工事の施工会社はどう選ぶ?業者別の特徴とポイントをご紹介」では、大規模修繕工事の依頼先としてマンション管理会社、ゼネコン、専門工事業者の3つの業者を比較してご紹介しました。今回はどの業者でも共通となる、業者選定時のチェックポイントをご紹介いたします。

業者選定時の7つのチェックポイント

  1. 参考実績
  2. 技術と専門知識
  3. 施工会社の正社員による現場管理
  4. 施工体制とスケジュール管理
  5. 安全管理体制
  6. 契約条件と価格
  7. アフターサポートと保証

1.参考実績

施工実績や施工経歴から工事会社がどのような工事を行っているかを見てみましょう。
現在工事を検討中の物件と規模が乖離している、大規模修繕工事の実績が見当たらない場合は別の工事会社を検討することも考えていいかもしれません。

2.技術と専門知識

工事会社の技術力と専門知識は工事品質の確保において重要です。
有資格者の在籍状況や認証を所有していることは、高品質な工事を実施できる能力がある可能性が高まります。

3.施工会社の正社員による現場管理

工事現場を丸ごと外注に丸投げしてしまう営業会社も多数存在します。
社員の証(あかし)を提示してもらって、現場作業員も出来る限り正社員か1次下請けまでの施工を条件にしましょう。施工会社が何重にも下請けに発注してしまうことで予算が厳しくなり、正当な工事がなされない可能性が高まります。

4.施工体制とスケジュール管理

工事会社の施工体制とスケジュール管理能力を評価します。
工事の円滑な進行とスケジュール遵守ができそうか、工程管理や現場監督の体制などを確認しましょう。

5.安全管理体制

工事会社の安全管理体制を確認します。
労働安全や現場のリスク管理に十分な配慮がなされているか、作業員や周辺環境の安全性を確保できるかを確認します。

6.契約条件と価格

工事会社との契約条件や価格を検討します。
契約書や見積もりを詳細に確認し、必要な工事内容や保証期間、支払条件などを明確にしておくことが重要です。

7.アフターサポートと保証

アフターサポート

工事完了後のアフターサポートや保証について確認します。
修繕工事の品質や欠陥に関する保証期間や対応内容を確認し、長期的な安心感を持てるかどうかを判断します。

必要に応じて複数の会社に相談してみても

これらのポイントを考慮しながら、信頼できる工事会社を選定することが大切です。
複数の候補を比較検討し、最終的な選択をする前には、面談や質疑応答を行うなど、細心の注意を払って選ぶことをおすすめします。